問題はわたしがねこなのか、かぴばらなのかってことなんだ

A.B.C-Zはしもとくん(とNEWS増田くんとハロプロ)の話をするのが好きな人がたまに記録をするためのブログ

DARKNESS(LOVEです☆ver.)という問題作が大傑作な話

 このお話の続きです。

kapibara-may.hateblo.jp

 

 

全曲分のアルバム感想を書いていたはずが、なぜかだぁくねすさんとリカちゃんについて熱くなりすぎてテキスト量が多くなってしまったので別立てで書くことにしました。
お時間ございましたらしばしお付き合いくださいませ。

 

アルバム

A.B.Sea Market
6.DARKNESS(LOVEです☆ver.)(塚だぁくねす feat.塚☆リカ)


◆作詞・作曲について

作詞作曲はつかちゃん係長(リカちゃん☆ファクトリー)と塚だぁくねす。…まあ、塚ちゃんですね(笑)
前作【気にせずGo My Way】のときには『つかちゃん班長』だったのですが、どうやら係長に昇進した模様。
係長昇進おめでとうございます!【気にせずGo My Way】が好評だったからでしょうか!(笑)

作曲に関しては、楽器をやらない塚ちゃんはなんとなくハミングで歌ってそのメロディからオケを作ってもらっているらしいです。


◆だぁくねすとは

だぁくねすは、購入できる映像に残っているものとしては2013年の【Twinkle Twinkle Star Tour DVD/BD】のオフショットでしょうか。

このときはまだ、今回サビとなった

『僕の唇が 寂しがる Lonely Night
いつまでも感じていたい』

この部分しか(おそらく)存在しなかったのですが、
この部分を上手く残しつつ、短いながらAメロBメロとサビが追加されて、デスメタル調にアレンジされて曲ができあがっています。

 

 

kapibara-may.hateblo.jp

※2013.5.25 Twinkle Tour@富山のMCではこんなだぁくねすの話もありました。
ニャー!とかフォー!とか言ってた気はするんですが、そこは残りませんでしたね…今となってはあのときのメロディは闇の中です。
まさにDARKNESS…(言いたかっただけ)


◆リカちゃんとその声色について

Legendツアーで披露した【気にせずGo My Way】もかなりの名曲でしたが、今回のリカちゃん曲のメロディもめっちゃかわいい。
女子ドル好きとはいえ、作詞作曲までできて、しかもそれがかなり名曲だというのは、塚ちゃんってばかなりのポテンシャルです。まさに塚田P。プロデューサーさん…!!(あの声で)

しかもそれを自分で再現できちゃうんだから、天才的です。
歌も上手いんですよね…!女の子でも声の低い子が多い昨今、あの声色で歌える男性アイドルって超希少です。

これはいうなればアニメのキャラソン的なものになるのかな。
塚ちゃん、っていう作品の中の「リカちゃん」と「だぁくねす」デュエットのキャラソン。
しかもキャラソンをちゃんとキャラクターの声で歌えるんですよね…!
(声優さんであっても、歌になったらキャラクターの声で歌えなくて、本人の声に戻っちゃう声優さんも多いので、女子声で歌えるというのはかなり革命的だと思います)


さらに特筆すべきは

塚だぁくねすとリカちゃんの部分は流れで録った

(Songs 6月号)

これですね。


ラジオでも再現していたのですが、セリフ部分を一人分ずつ分けて録らずに、だぁくねすとリカちゃん交互に演じていました。しかもそれが上手すぎる。


普通はどちらかの声に引っ張られちゃって中途半端になってしまうんです。
切り替えが素晴らしいのでてっきりキャラクターごとに別録りしたものかと思いましたが、どうやら違うようです。これもすごい。


◆歌詞について

一通り曲だけを聴いた後に歌詞を見ると、また塚ちゃんの天才さに衝撃を受けます。

特に好きな部分は

 『あの子みたいにニア攻めたいのに あたしはいっつも ファーサイド』 

 ニアサイド・ファーサイドという呼び方はサッカーなどでよく使う単語という印象。
あまり日常では使わない言葉(個人的には、です)なので、ここは男の子らしい発想なのかもしれません。目を引く一行でした。

 

それと

 『ひなたぼっこ ひまわりゴッホ

ですね。
韻を踏むための単語として、ゴッホの有名な絵画「ひまわり」出ますか普通!?
これは出ないと思う。発想力と知識力があわさるとこういう発想もあるのか…という驚き。やはり塚ちゃん賢い子ですよね?

 

しかも良く見ると歌詞の中に

 『ゲル! ゲル! ふぉ~ゆ~』

なんていう、これまた突拍子もない小ネタが挟まっていたり。
※ジャニーズJr. ふぉ~ゆ~の松崎くんはA.B.C-Zから「ゲル」というニックネームで呼ばれています。
まさに「わかる人にだけわかる」小ネタ。


◆構成などについて

序盤は普通にだぁくねすの曲。(まあこの時点で普通ではないのですが)
このワンコーラスが終わったところで、3段階くらいで見事にだぁくねすからリカちゃんの音に切りかえてリカちゃん登場完了。
これはもう編曲さんひたすらGJ。しかもシンセの音のチョイスがめちゃめちゃ王道アニメアイドル的な音色で超可愛い。完璧。

 

そしてリカちゃんが自分の状況・心情を歌っていたのに、

 君は太陽

あたしはいっつも ファーサイド


神様に質問を始めて、

 『神様!ねぇ教えて

リアルに変えようよー!!』

 

場面転換。

憧れのデートのシーンに入り、

 『疲れちゃって~』


いつの間にか現実とオーバーラップして

 『ダイスキだよー!!!』


ここで第3のキャラクター塚ちゃん(通常ver.)が颯爽と登場し、一瞬で退場。

(しかもお芝居が絶妙にナチュラルで上手すぎる)

 

そして別の世界に生きていたリカちゃんとだぁくねすが出会うのです。

なんて突拍子もない世界!
なのにきちんと大団円で終わるんですよ!こんなに突拍子もないのに!!

 

どうやら編曲の原田ナオさんは前作の【気にせずGo My Way】や2013年のTwinkle Twinkle Star Tourで河合くんが作った【都道府県47】もご担当されていたようです。おなじみの方なのですね!
いいお仕事するわぁ…。


そんなわけで、大変壮大で大変愉快なソロ曲となりました。
これを作った塚ちゃんもすごいし、これを初のオリジナルアルバムの中に組み込んだA.B.C-Zの決断にも拍手。
コンサートで塚ちゃんは一体これをどう演るのか、ひたすら楽しみでなりません。

 

 

(追記)…こうなりました(笑)

ちなみに初回盤だとコンサートのメイキング映像が入ってます。

by カエレバ